- 2023.09.06
- 2023.09.06
ランフラットタイヤですが、「RFT」の表記が無い?
先日、ご来店いただきましたお客様のお車から外したタイヤ。
CONTINENTAL ContiSportContact 5
こちらのタイヤは、ランフラットですが、どこにも「RFT」の表示が
ありません。
実は、こちらのタイヤの「SSR」の表示が、まさにランフラットを
表しています。
メーカーによって記号が異なるので、注意が必要なのです。
ランフラットタイヤのご紹介です。
ランフラットタイヤは、空気圧がゼロになっても、所定のスピードで
一定距離を走行できるタイヤです。
※実車試験又は、ISO基準に基づいた室内試験条件で、空気圧0kPa時に
「80km/hで80km」まで走行が可能。
ランフラットタイヤのメリットは、
1.パンクしても走行できることが特徴で、安全な場所まで移動できます。
2.スペアタイヤが不要になりますので、車内の空間をより大きく取れます。
3.車体重量が軽量化され、CO2の排出量が、燃費も向上します。
また、スペアタイヤは、使われることなく、廃棄されることが多いので、
省資源化に貢献できます。
しかしながら、ランフラットタイヤは、高価で、乗り心地が悪いといった
デメリットもありますので、考慮しながらお車にあった最適なタイヤをお選びください。
ちなみに、ランフラットタイヤの判別は、タイヤの側面の記号を見ますが、
「ランフラット」という言葉がタイヤに書かれていない場合もあります。
ベンツ承認の「MOE」の「E」がその1つです。
※MOE…Mercedes Benz Original Extended
・BRIDGESTONE ブリヂストン…RFT(Run Flat Technology ランフラットテクノロジー)
・TOYOTIRE トーヨー…TRF(TOYO RUN FLAT トーヨーランフラット)
・MICHELIN ミシュラン…ZP(zero pressure ゼロプレッシャー)
・YOKOHAMA 横浜ゴム…ZPS(zero pressure system ゼロプレッシャーシステム)
・DUNLOP ダンロップ…DSST(DUNLOP Self-Supporting Technology
ダンロップセルフサポーティングテクノロジー)
・PIRELLI ピレリ…r-f(RunFlat ランフラット)
・CONTINENTAL コンチネンタル…SSR(Self Supporting Runflat Tire
セルフサポーティングランフラットタイヤ)
・GOODYEAR グッドイヤー…EMT(Extended Mobility Technology
エクステンデッドモビリティテクノロジー)
この他にも、ISO規格のシンボルマークもあります(〇に→がついたようなマーク)。
ランフラットタイヤは、空気圧がゼロになっても走行でき、安全性に優れていますが、
そのままの状態で、何の問題もなく走行できるわけではありません。
なるべく早く、安全な場所で停止したり、修理工場へ行きましょう。
Tire :CONTINENTAL ContiSportContact 5 SSR(ランフラット)
サイズ:245/40R18 Y XL